ぷれす通信

communication

読んだら書きたくなりました vol.42

『血流がすべて整う食べ方』

堀江昭佳 サンマーク出版

『血流がすべて解決する』の続編です。本書は「食べる」という行為に焦点をしぼって血流に向き合っているのが特徴です。本書では、血流の源である胃腸の掃除方法や、血流を整えるための食事についてくわしく解説されています。また、そうした実践的な部分と併せて、自分の体の声に耳を澄まし、心身の状況を全体的に把握する視点も得ることができます。間食がやめられない、ついつい食べ物を探してキッチンをウロウロしてしまうのは、私たちの体が食べることで幸せホルモンを出して自分を癒そうとしているからなので、そんな時は頑張っている自分を労わってあげて、という内容にハッとさせられました。読了後、とても優しい本を読んだなあと感じることができました。これからは、間食が止まらない、口さびしいと感じたら、私は今ストレス過多なんだ、疲れてるんだと気付いてあげたいと思います。(くろ)

『ゼロからいくらでも生み出せる! 起業1年目のお金の教科書』

今井 孝 かんき出版

お金にまつわるビジネス書ですが、テーマとして「起業で成功する人のお金と感情のメカニズムとそのコントロールする方法」ということが掲げられており、様々なシチュエーションのお金とそれにかかわる感情に着目している点が興味深かったです。お金は感情に影響を与えるというのは、決して経営者だけの話ではなく、消費者にとってもいえることです。例えば価格を設定する際、自分が消費者の立場ならその価格に納得するかを基準に考えてみるというのは納得する部分が大きかったです。起業や経営はそれを行う自分だけの視点で見ると個人的なものと捉えられるかもしれませんが、その活動は協働する組織や消費者を通して社会に繋がっているのだということを感じることが必要なのではないかと思いました。(てつ)